息子が生まれて妄想力が増したゆうちきです、こんにちは。
危機回避能力といいますか、もし突然車が突っ込んできたら右にサッと避ける!とか、もし息子が迷子になったら・・・とか、そういう「もしも」を妄想してよく対策を考えています。
その中で最近ゾッとしたのが、自分が子どもの頃にしていた危ないことを息子がしたらどうするだろうかということです。
その「危ないこと」というのは思い出してみると本当にたくさんあって、その中でも特にひどいものをチョイスしてみました。
うちの母はよくわたしを育ててくれたなと感謝の気持ちが湧き上がってくるのですが、その時の母の対処と共にご紹介します。
小学校低学年の時ホームレスのおじさんと友だちだった
わたしは小学生の時ホームレスの友だちがいました。
そのおじさんは家の近くの遊歩道に住んでいて、登下校の時によく挨拶をして仲良くなっていきました。当時は「公園のおじさん」と呼んでました。
学校が終わって友だちと約束がない日はおじさんの家(ブルーシート)に行って、一緒にみかんを焼いたり、拾った猫と遊んだりしました。
おじさんはきれい好きで、遊歩道にある水道で毎日身体を洗っていて、よく自転車でお仕事にも行っていました。おやつをもらったりもしました。
さて、今考えるとなかなかスリリングなことやってるなと思いますが公園のおじさんはとってもいい人で、小学校低学年のうるさい小娘とよく遊んでくれたなと思います。
親に隠れてお菓子を買って「おじさんの家に隠しておいて!」と言った時は、こっそりとうちの母親に報告もしてました。
そう、うちの親もおじさんを知っていたんです。
この記事を書くに当たって母に聞いてみたところ、お菓子をもらったり、おもちゃをもらったりしてくるので「どうしたの?」と聞くと「公園のおじさんにもらった」と言われ衝撃を受けたとのこと。
すぐホームレスのおじさんのことだとはわかったようですが、頭ごなしに「もう遊んじゃいけない」などとは言いませんでした。
物をもらっていたので、一緒におじさんに挨拶に行ってお礼をしたんです。
それでわたしには「今回のおじさんは良い人だったけど、変なおじさんもいるから気をつけなきゃいけないよ」と言いました。
おじさんと遊ぶことを許してくれた理由を母に聞いてみたら、「本当は言いたいことは山程あったけど、みんながみんな悪い人だと決めつけるようにはなって欲しくなかったからそう言った」と言っていました。
もし息子がホームレスと仲良くしていたら自分はそんな風に考えられるかなと不安ですが、事前に考えておくことで咄嗟の時に狼狽えずに済むかなと思って妄想しています。
いじめの犯人を自分で調査して先生にチクった
これまた小学生の頃、上靴やカラーペン、折り紙などの私物を隠されるいじめにあっていました。
クラスの友だちとは仲が良く(本人はそう思っていて)、表面上はいじめられているような感じはないのですが、なぜか定期的にモノがなくなる。
そこで当時アニメ「名探偵コナン」にハマっていたわたしは、「犯人を捕まえてやる!」と母に宣言して調査を始めました。
モノがなくなった日に自分が帰宅した時間、その後残っていた人の調査、目撃情報を探し、捜査メモもとっていました。
捜査の結果、おそらく犯人は早朝に学校に来て犯行に及んでいると予想して先回りして登校し、犯人を特定。
今振り返るといじめられているクセに随分神経が太いなと思いますが、これも自分の息子がやったらと思うとヒヤっとします。
息子がいじめられているかもしれないというだけで内心穏やかではないし、ましてその犯人を待ち伏せするだなんて黙って見ていられるかなぁと考えてしまいます。
うちの母は予め先生と話をしておいて、あとはわたしのやりたいようにさせてくれました。
この2つの出来事から子どもを信用するってことの難しさを考えてしまいます。
さて自分だったらどうするか?
考えておきたい子どもとの関係性
今回挙げた2つの件、もし自分の息子がやったら自分がどうするだろうというのは、正直答えが出せていません。
だって!ホームレスの人と友だちとか言われてもそれを許容できるかなんてわかりませんよ!(ホームレスがみんな悪いというわけでなく、危険な目に遭う可能性という意味で)
ただどちらの件にしても参考になるのは、わたしは母親に全部話していたということです。
わたしが女子だったというのもありますが、学校であったことや今でも仕事のことなど色々なことを母親と話しています。
大人になった現在は親離れできていないとも言えるかもしれませんが、幼少期はそういった関係が母と出来ていて良かったなと思います。
冷静に対処できなくとも、自分の子どもが何を考え、どういう状況、問題に直面しているのかというのは知ることが出来る関係性を築いていきたい。
問題の正しい解決法はわからなくても、一緒に考えられる立場にいたいなというのを思います。
まだ1歳の息子ですが、これからそういう関係を築いていけるように頑張りたいと思います!
長くなってしまいましたが、では、また。